カップケーキは手軽に楽しめるお菓子ですが、作ってみると思ったようにしっとり仕上がらないこともあります。
特に家で焼くと、時間がたつと乾燥して硬くなりやすいんですね。
この記事では、カップケーキが硬くなってしまう理由や、しっとりと美味しいカップケーキの作り方、乾燥してしまったカップケーキをおいしく戻す方法について、わかりやすく説明します。
カップケーキが硬くなるのは生地処理の問題かも?
カップケーキが硬くなる大きな理由の一つは、材料が均等に混ざっていないことです。
バターや卵を混ぜる際は、それらの温度がとても大事です。
バターが冷たいと混ざりにくく、生地が固くなりやすいです。
ですから、バターは室温で柔らかくしてから使うことが、しっとりとしたカップケーキを作るコツです。
バターを使う時は、急いで溶かさずに、室温で柔らかくしたものを使い、砂糖と一緒に白くなるまでしっかりと混ぜ合わせると、軽い生地ができます。
生地が十分に膨らまないと、カップケーキが硬くなることもありますから、材料を必要以上に混ぜすぎないように注意が必要です。
特に、小麦粉を混ぜすぎるとグルテンが形成され、生地が固くなりやすいのです。
「さっくりと混ぜる」というのは、グルテンを必要以上に作らないために大切です。
さらに、焼き時間が長すぎると、水分が飛んでしまいます。
カップケーキの大きさに合わせて焼き時間を調整し、焼いている間にオーブンの扉を開けることは避けましょう。
ぼそぼそにならないカップケーキの作り方
カップケーキをしっとりさせるには、バターの油分と砂糖の水分を保つ力がとても大事です。
レシピ通りに正確に、材料を計って使うことがポイントです。
アーモンドプードルを加えると、もっと油分が増えて口当たりが滑らかになります。
もし今までカップケーキが固くなってしまったら、アーモンドプードルを使うレシピを試してみてください。
アーモンドプードルは、大きなスーパーやネットのお菓子作りコーナーで買えます。
アーモンドプードルをたくさん入れすぎると失敗することもあるので、専用のレシピを使うのがおすすめです。
以下に紹介します。
アーモンドの香りがするカップケーキ
・無塩バター 80g
・砂糖 80g
・溶き卵 2個
・薄力粉 80g
・アーモンドプードル 40g
・ベーキングパウダー 2g
◆作り方◆
- 材料を室温に戻し、粉もふるっておく
- オーブンを170℃に予熱する
- ボウルに無塩バターと砂糖を入れ、白くなるまでしっかり混ぜる
- 溶き卵を加えて混ぜ合わせる
- 薄力粉、アーモンドパウダー、ベーキングパウダーを加え、さっくりと混ぜる
- カップに生地を入れ、170℃で15分焼く
このレシピにチョコチップやドライフルーツを加えて、いろいろな味を楽しんでみてください。
乾燥したカップケーキを再び美味しくする驚きの方法
乾燥してしまったカップケーキをおいしく戻す方法の一つは、シロップを使うことです。
とても簡単にできますよ!
まず、カップケーキをラップで包んで少し温めます。
その後、ブラシでシロップをカップケーキの表面に塗ります。
これでカップケーキの外側がしっとりして、元のような柔らかさが戻ります。
シロップを作るのもすごく簡単です。作り方を下に書きますね。
カップケーキを潤すシロップのレシピ
・砂糖 大さじ4
・水 100ml (お好みで)
・洋酒 小さじ1
◆作り方◆
- 砂糖と水を鍋に入れて中火にかけます
- 砂糖がしっかり溶けるまで加熱します
- 洋酒を加えると、香りが良くなります
このシロップをカップケーキの表面に塗ると、表面がしっとりとし、中もやわらかくなります。
さらに、カップケーキにフルーツなどのトッピングをすると、もっと水分が保たれて、カップケーキが長持ちします。
カップケーキが硬くなる理由としっとり感を取り戻す対策まとめ
カップケーキが硬くなる主な原因は、材料が均等に混ざっていなかったり、混ぜすぎて生地が粘り気を持ってしまうことです。
しっとりとしたカップケーキを作るには、砂糖とバターの量を正確に計ることが大切です。
砂糖やバターはたっぷり使うのが普通ですが、カロリーを心配して少なくしてしまうと、カップケーキが乾燥しやすくなります。
この記事でおすすめのアーモンドプードルを使うレシピは、カップケーキをもっとしっとりさせるので、試してみる価値があります。
もしカップケーキが焼けた後に乾燥してしまったら、シロップを塗ると良いですよ。
シロップを塗ることで、乾燥したカップケーキを再びしっとりさせることができます。